クリーニングはとっても「難しい」ものですよ。
クリーニング事故のない日はない、
悲しいかなあるんです。
「これって洗えるのかな」「なんで洗うのかな」
「乾燥・仕上げ温度に耐えるもかな」
毎日が真剣勝負です。
なんせ、お客様の思い入れのある衣類ですから
耐洗浄性能に考慮のない繊維素材や加工が多様化するにつれ、クリーニング事故は増加すること
になります。お客様にとっては、思い入れを待って購入した製品が、クリーニングを依頼したこと
によって、変色・退色・縮み・変形などの事故品となって返ってくることは納得できないことに違
いありません。
アパレル業者であり販売業者がお客様のご期得にこたえるデザインや価格を提供するのは、当たり
前です。これに対して、期待を裏切ったのがクリーニング業者であるということになってしまいま
す。当然のことながら、怒りはクリーニング業者に向くするにとになります。
耐洗浄性能という認識を持たないお客様は、クリーニングの専門家として、クリーニング依頼を引
き受けたことに対する不信感は募り、爆発的に怒りとなることでしよう。
事故となった後で推定されるクリーニング品の問題点について、クリーニング業者がいかに説明し
ようとしたところで、なかなか理解して頂く所が、クリーニングによって裏切られたことの思いが
強く、怒りが収まるどころか被害者意識は大きくなってしまいます。
耐洗浄性能に考慮のない繊維素材や加工の問題によって発生した事故原因をクリーニングをしてし
まったからと言って、一方的にクリーニング業者だけが悪者とされるということは、理不尽という
ものですが、クリーニング業者の勉強不足もあります。だからもっとクリーニングを勉強し、洗剤
を勉強し、繊維を勉強し、染色を勉強し、しみ抜きを勉強し、接客を勉強することでお客様にご説明
でき理解が促進できることが責務です。
でもね。クリーニングはとっても「難しい」ものですよ。
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クリーニングの洗濯急便 西尾
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