ぷち知識

作務衣と甚平

禅門では掃除や採薪などの日々の業務を作務と呼ぶそうですが、この時に着用 する作業着を作務衣と称したことが、和服『作務衣』のルーツだと言われています。 今のように上衣とズボンが分けられたのは比較的最近のようで、当初は長作務衣 という、作務衣の上…

ウール・毛・獣毛・・・

衣類についている洗濯表示をご覧になったことが有るでしょうか?色々と記載され ているものです。中には保管方法や洗濯方法を記載したものが有るので,注意が 必要です。 さて”ウール(毛)”って羊の毛という事は広く知られていますが、表示でウール(毛) の…

衣類を喰らう害虫

★お気に入りの衣類には是非、防虫対策を! 衣類をえさとするヒメマルカツオブシムシなどの害虫は、なぜか高級品を狙います。 シルクやウール。ウールでも特に獣毛製品を狙います。おいしいんですかね?大切な衣類を守るには防虫対策を施した上、タンスやクロ…

もう一度!!カビのお話

カビは、菌糸と呼ばれる糸状の細胞からなり、胞子によって増殖する。 私たちの生活空間では、梅雨や台風の季節など湿気の多い時期・場所に、たとえば 食物、衣類、浴槽の壁などの表面に発生する。多くの場合、その発生物の劣化や腐 敗をを起こし、あるいは独…

漂白剤のお話

漂白剤には家庭用で主に3種類が販売されて居りますが、それぞれ用途や、効能 が違っていることをご存知でしょうか?酸素系・塩素系・還元系。 専門的なことは置いておき、簡単に。 酸素系は色柄物にも多少使えます。市販されているものではワ○ド○イターや …

ダニってなんだっけ!!

ダニは25℃付近が一番活動します。50℃以上が20分位続くとほぼ死滅します。 ふとんを天日干ししたくらいでは、内部温度がダニを死滅させるほど上がり ません。ふとん乾燥機も同様です。逃げ遅れた表面近くののろまなダニは死 にますが、大半は裏側や内部に逃げ…

衣類のわるもの「カビ」

カビは汚れていなくても発生します。 カビ(黴)は俗称です。菌類や微生物の集落のことを一般的にカビと言います。 カビは日常的に空気中に浮遊しています。ほとんどのカビ菌類は、温度20℃〜30℃、 湿度70%以上、酸素、栄養(タンパク、植物繊維など)の条件…

シャツ&ブラウス

丈はウエストから腰のあたりまでが一般的。素材は綿や絹、絹風の化繊が使われる。 語源が「ゆったりした」という意味で、ブラウスの裾をスカートやズボンの中に入れ た時に出来る膨らみを「ブラウジング」と言い、着方のひとつとして知られている。 女性向け…

ビンテージ加工による脆化

ビンテージ加工による脆化 デムニ生地など綿、麻、レーヨン素材をビンテージ加工(着古し加工) する加工の一つに濃色の硫化染料で染めた後に洗い製品にする衣料が あります。この加工は生地脆化や劣化が早いです。 この硫化洗い加工が施した衣料は硫化染料…

春のお手入れは念入りに!

3月からは気候的にだんだん暖かくなり、湿度も上がり、害虫やカビの繁殖する季節です。 衣類の変色もこれからの季節に発生しやすく、汚れを残さないよりよいクリーニング ウェットクリーニングをお勧めします。もちろん、防虫・防カビ加工もお勧め。 その上…

ポリウレタンコーティング製品にご注意を

ポリウレタンコーティング製品を長く着用されたい方は、 ポリウレタン樹脂加工、ゴアテックス加工等 「○○加工」製品では寿命は生地を生産してから2〜3年と言われています。 そして、洗う洗わないに関わらず劣化いたします。 ポリウレタンコーティング製品が…

洗濯急便ぷち知識 「帯の種類」

袋帯・・・・現在礼装用の帯として最も多く用いられている帯です。 表の部分にのみ模様があり、一般に芯を入れずに仕立てられます。 二重太鼓や変わり結びなど、いろいろな帯結びが楽しめます。 (幅:約30cm長さ:約4m) しやれ袋帯・袋帯と同じ仕立てで、柄や…