衣類の変・退色について

衣類の変・退色について
耐染料性能に考慮のない繊維素材や加工が多様化するにつれ、染料が繊維に定着していかったもの
や、染色自体が弱いもの、繊維の特質により染まりにくいものが流れ出てしまったもの、空気中の
ガスと染料の触媒による変色。それと日光や汗による変退色などなど、要因は多種多様であります。
染料自体や繊維内に残留した染料の触媒成分が空気と水に反応し、摩擦などの強度を落とし、染色
染料が流失、変色を発生したものと思われます。
いくら高額な品物でも、生地脆化や劣化します。購入される方は、そういう『リスク』がある事を
考慮されたほうがよろしいかと思います。


〜衣類のお手入れ情報〜

着用した後のお手入れ
着用した衣類は、まず汚れのチェック。袖や襟に汚れが見受けられる場合や、汗やシミを
確認したときにはすぐにクリーニング店にご相談ください。特に気にならない場合はハン
ガーにかけ、プラッシンクし風通しの良いところでしばらく放置してください。
素人判断の染み抜きや、消臭剤は後悔します。

保管中の注意
カピ
  カピの繁殖しやすい時期です。最大の原因は湿気。タンスやクローゼットの換気と
  除湿剤の使用をお勧めします。
虫食い
  シルク製品、カシミアなどのウール系のニット製品やコートが危険です。高温多湿
  を好む害虫が餌にして繁殖します。防虫加工や防虫剤の使用がお勧めです。
ダニ
  食べこぼしや汗や皮脂などの成分がダニの餌になります。高温多湿を好み、布団や
  カーペットの中で暮らしています。定期的なクリーニングと餌になるものの掃除で
  防げます。
汗や日光による衣類の変・退色
  厳しい紫外線と汗の成分による変色に要注意。直射日光をさけ、重ね着をしてイン
  ナーで汗を吸収するなどの対策をしなければ、お気に入りの衣規が変色します。
クリーニングの包装
  クリー二ンクの包装は、保管用ではなく運搬時の汚れ防止です。そのまま保管をす
  ると変色やカビなどを発性させる原因になります。


クリーニングの洗濯急便 西尾

お客様ご相談係  林 義保