もしもあなたが「マッチ売りの少女」だったら

マッチ売りの少女の話、ありますよね。
ひどく寒い日でした。雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜 ―― 今年さいごの夜でした。〜


今年さいごの夜、一人のあわれな少女がマッチを売る話。そしてマッチが売
れなくて、死んでしまう話。すごく哀しい話です。



でも、「死んではダメだと思うから・・・。」だれでも思いますよね。


マッチ売りの少女は「マッチ」が売れなかったから死んでしまった。
もし「マッチ」が売れたら、マッチ売りの少女は「マッチ」が売れて、無事
家に帰りました。っていう、全く話にならない話になります。
でも現実なら、それでいいんじゃないですか? だって死ぬの嫌やもん。
さて、問題です。あなたはどうやってマッチを売りますか?

ここからは、真剣に考えて欲しいのです。

あなたがマッチ売りの少女です。もし、マッチが売れないと死んでしまう事
がわかっています。



 売れれば、死ななくて済みます。じゃあ、どうしますか?


〈安く売る〉販促の初歩的な答えです。
では、逆に聞きます。安くすれば売れますか?
価値がない「マッチ」を安くしたらお得感は出るのでしょうか?
じゃあ、こう考えて下さいね。安売り屋さんは、全員儲かっていますか?
違いますよね。 価値ある安さだから、売れるのです。
でも今回の「マッチ」には価値がないんです。安くしても売れません。


〈増量する〉
「商品がいいから売れる!」という考えは間違っています。商品が良くても
販売促進が上手くできていないと、なかなか売れません。
さらに今回は価値のまったくない「マッチ」ですよ。増量しても無理ですね。


〈付加価値をつける〉
販促の得意な人は、これをやりたがります。
でも、この「マッチ」には価値がないのです。価値がないものに付加価値を
付ける=「ダマす」事になってしまうかもしれません。
生きるために、必要!と思う方もおられるかもしれませんが、これは販促の
勉強です。商売の世界で、「ダマす」事は絶対にタブーです。
付加価値をつけても価値のないマッチは売れません。


〈買ってくれそうな人を探す〉
人は、特に自分の商品に自信のある人は、その商品にこだわります。でも、
こんなに物があふれている今、あなたの思っている「いい物」も、相手には
なかなか伝わりません。
「物」にこだわってアピールし続けると、売り込み臭が強くなり、逆効果
の場合が多いです。
買ってくれそうな人を探す。これはいい答えです。「物」から視点がそれ
てきました。
じゃあ、その価値のない「マッチ」を買ってくれそうな人っているのでし
ょうか?
ポイントは全く価値のない「マッチ」をどうやって売るか!です。
その「マッチ」を気に入って、買ってくれそうな人なんて、いないのです。
でも「マッチ」を売らないと死んでしまう・・・。


〈正直に言う〉
まずは、買ってくれそうな対象を探すことは大切でしょう!
で、なんて言うかというと、
「このマッチが売れないと死んでしまうんです。お願いだから買って下さい!」
とこの言葉を聞いたらあなたならどうしますか?
見知らずの人から言われたら、買う、買わないは半々かもしれませんが、
もし世話になったある人から言われたら、答えは「うん」しかないでしょう!


「情報」というのは、「情」を伝えるべきと思っています。
「情報」をお客様に伝えることは大切です。

あなたはお客様に「うちの店がいい理由」や「うちの店じゃないとダメな
理由」など、お客様に伝えていますか? そして、人と人、「情」でお客様
と繋がっていますか?「お客様を精神的に喜ばせましょう。」


                        ぶんちゃんメルマガより  

さてさて

クリーニングの洗濯急便 西尾

お客様ご相談係  林 義保

0120−846−929