衣類でも着なくても脆化や劣化します。寿命があります。

急に衣類の色がにじむ
綿素材で淡色と濃色の生地が一緒に使われている衣類は、汗や水に濡れた場合、淡色の生地
に濃色がにじみ出てくることがあります。これは染色工程での染料の定着不足などが原因で
す。何回か着用したり、クリーニングをしても大丈夫だったのに、急ににじんでくることもあ
ります。これは着用率の紫外線や汗の成分によって染料の成分が分解されてしまうからです。
耐染料性能に考慮のない繊維素材や加工が多様化するにつれ、染料が繊維に定着していかったもの
や、染色自体が弱いもの、繊維の特質により染まりにくいものが流れ出てしまったもの、空気中の
ガスと染料の触媒による変色。それと日光や汗による変退色などなど、要因は多種多様であります。
染料自体や繊維内に残留した染料の触媒成分が空気と水に反応し、摩擦などの強度を落とし、染色
染料が流失、変色を発生したものと思われます。
いくら高額な品物でも、生地脆化や劣化します。購入される方は、そういう『リスク』がある事を
考慮されたほうがよろしいかと思います。
耐染料性能に考慮のない繊維素材(綿、麻)は汗が付けば変退色します。変退色した品物はクリー
ニングしたところで元に戻りません。再染色となりますが、染色料金が高価になりさらに耐染料性能
が落ち移染色の原因になることもあります。
耐洗浄性能に考慮のない繊維素材や加工が多様化するにつれ、クリーニング事故は増加すること
になります。お客様にとっては、思い入れを待って購入した製品が、クリーニングを依頼したこと
によって、変色・退色・縮み・変形などの事放品となって返ってくることは納得できないことに違
いありません。
アパレル業者であり販売業者がお客様のご期得にこたえるデザインや価格を提供するのは、当たり
前です。これに対して、期待を裏切ったのがクリーニング業者であるということになってしまいま
す。当然のことながら、怒りはクリーニング業者に向くするにとになります。
耐洗浄性能という認識を持たないお客様は、クリーニングの専門家として、クリーニング依頼を引
き受けたことに対する不信感は募り、爆発的に怒りとなることでしよう。
事故となった後で推定されるクリーニング品の問題点について、クリーニング業者がいかに説明し
ようとしたところで、なかなか理解して頂く所が、クリーニングによって裏切られたことの思いが
強く、怒りが収まるどころか被害者意識は大きくなってしまいます。
耐洗浄性能に考慮のない繊維素材や加工の問題によって発生した事故原因をクリーニングをしてし
まったからと言って、一方的にクリーニング業者だけが悪者とされるということは、理不尽という
ものですが、クリーニング業者の勉強不足もあります。だからもっとクリーニングを勉強し、洗剤
を勉強し、繊維を勉強し、染色を勉強。しみ抜きを勉強し、接客を勉強することでお客様にご説明
でき理解が促進できることが責務です。

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